「先送り」を組み込んだ簡単な ToDo リスト:Put Things Off

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長らく考えていたことですが、これまで使っていたフランクリン手帳をついに引退させ、iPhone 1本ですべてを管理することに決めました。さらばアナログ手帳!

フランクリン手帳のカレンダーや、メモの役割はすべて iPhone に入れていたのですが、「ウィークリー・フォーカス」を管理するアプリはないかなあと思っていたところ、こんな簡単な ToDo リストに行き当たりました。その名も Put Things Off 「先送り」。

Put Things Off は大規模な ToDo を管理することはできません。せいぜい4,5個といったところです。だからこそ、その日の「一番大事なタスク」を入れておくのに便利です。

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しかしそのタスクがその日に終了しなかったり、その日は手を付けられなかったらどうすればいいのでしょう? Put Things Off では能動的に「先送り」のトレイにタスクを送ることであらかじめ設定した日数後にもう一度 Inbox にタスクが復活するようにタスクを先送りできます。

たとえば、ずっとやらなくてはいけない書類作りを Inbox に入れ、それをにらみながら一日を始めましたが、このタスクが終わらなかった、あるいは手を付けられなかったとしましょう。

こんなときに ToDo に入っているタスクを放置しておくこともできますが、「3日後に時間を作ってやる」という具合に自分ともう一度契約を結び直した方がとりかかりやすくなります

Put Things Off ではこうしてタスクを先送りしておくと、自動的にあとで Today のトレイにそのタスクが復活して、「今日やるんだったよね?」と教えてくれるようになります。

ToDo を管理するんじゃなくて、Attention を管理しなければ意味がないと思うようになってきていますので、簡単に今やるべき事にフォーカスを与えてくれるこうしたアプリは、小気味よくで大好きです。

さて、もうちょっとこの流れをうまくできたら、いよいよフルデジタル手帳術の世界に突入です。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。