隠れ家ホテルで「合宿」気分の仕事場を

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目覚めたとき、自分がどこにいるのかわかりませんでした。

ホテルに泊まると、いつもこうなります。しかも今朝はなんだか長い長い夢を見ていたせいで、ものすごく遠い場所にきたような錯覚に陥りました。

顔を洗い、朝食を食べにいくために着替えますが、身軽な部屋着のままで、特に気をつかうこともありません。なにしろこれから一日どこに出かけるわけでもないからです。実のところ、私がいるのは自宅からたった 5 キロしか離れていない隠れ家に使っているホテルの一室なのです。

なぜ一見こんな無駄にも思えることをしているかというと、ちゃんと理由があります。

今月は私もたくさんの仕事をかかえていますし、家内も月末の資格試験の勉強で、二人とも旅行にいく余裕はありません。それでも毎日家にいるだけで家事や食事の準備で時間はけっこう使うことになります。

そこで、佐々木正悟さんの「マインドハックス勉強法」にものっていた手法ですが、旅行に行くかわりに自宅近くのホテルに缶詰になり、集中して仕事と勉強に明け暮れようという計画をたてたのでした。

  • 経費:宿泊と食費で一日あたり2万円

  • 解放する時間:調理、皿洗い、部屋の掃除、暑い中涼しい場所に移動する時間、帰宅してから部屋を涼しくするためのドタバタ

  • ボーナス:サービスを受けている心地よさ、適度の緊張感、非日常に遊ぶ楽しさ

これが割に合うと思えるかは人それぞれだと思いますが、今回はちょうど夫婦二人とも集中しなければいけないタイミングでしたのでメリットが勝ちました。もちろん、ここで仕上げる仕事によって出費はとりかえすつもりでてこ入れを図るのです。

それにしてもお金をかけていることで「元をとらなきゃ」という適度のプレッシャーがかかるのもよいですし、なんだか部活の合宿にきたような感覚がけっこう楽しいものです。

というわけでこれから数日は Air Mac Express で無線 LAN 可能になった客室から更新させていただきます。

(写真はもちろん、イメージです。ここまで豪華ではありません)

追記:佐々木さんの名前を間違えて入力してましたので訂正しました。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。