これでいいじゃないと思わせる Cheero のオープンイヤーイヤホン CHE-647「Smart Pro」
ふだんは机ではヘッドフォンを、歩いているときも AirPods Pro をつけて、さまざまなものを聴く生活をしています。音楽、ポッドキャスト、オーディオブック。
生活のすべての時間を生産的に、なにかの情報を受け取りながら過ごしたいなどと考えているわけではありませんが、ムードを決めて何かをするのに耳に何かを入れるのが私には向いているらしいのです。集中したいときのプレイリスト、リラックスして作業をしながら聴く番組といったように、その時に合わせて雰囲気を耳から整えるのです。
そこで気になっていたのが、オープンイヤー型のイヤホンです。作業をしているときに背後からきた同僚に気づかなかったといったバツの悪い経験が何度もあったので、耳の穴を塞がず、周囲の音も耳に入るタイプのイヤホンが一つあればと思っていたのですね。
安い、軽い、十分! なオープンイヤー型イヤホン: CHE-647
そんなことを考えていた半年ほど前に、いつもお世話になっている Cheero 様から、オープンイヤー型イヤホン “cheero Wireless Open Earphones Smart Pro” の製品レビューのお誘いがありましたので、商品を提供していただき試していました。
すぐにレビューを書けばよかったのですが、思いのほか馴染んでしまい、そこにあるのが当たり前のように数ヶ月使っていました。忘れていたわけではありませんよ!(笑)
おそらく皆さんは、Amazon などの写真で、この耳たぶに挟むタイプのオープンイヤー型イヤホンは見慣れていると思います。使ったことがあるかたは、音質もそれなりであることをご存知でしょう。
今回レビューしている “Smart Pro” も同様です。音質的には可もなく不可もなく、十分に楽しむことができますし、ポッドキャストやオーディオブックでボイスを聞く場合にも問題がないという表現になるでしょうか。このあたりは、どの製品でも似たりよったりかと思います。
使ってみて便利だったのは、バッテリーのもちです。安いオープンイヤー型イヤホンはいまだと2500-3000円程度のものが多いと思いますが、それに対して “Smart Pro” は5000円台と、少しだけ高めです。
しかし前者は5時間程度のバッテリーのものがほとんどであるのに対して、“Smart Pro” は8時間利用可能です。この数時間の違いが、一日利用するときにはけっこう効くのです。
充電ケースにいれれば 1.5 時間程度でまたフル充電になる手軽さも重宝します。午前中ずっと使い、昼休みに充電し、午後もずっと利用するといったペースが生まれますので、これまで一度もバッテリー切れになったことがありません。
この手の製品はたくさんありますが、もうこれでいいじゃないかと思わせる手軽さです。失礼かもしれませんが、なんだかお箸とかお茶碗とか、室内のスリッパに感じるような感覚ですね。こだわりの高音質の製品と、ふだんの作業時間にずっと使い続ける機種の二つがあってもいいわけです。
気になる自転車での利用は
さて、この “Smart Pro” を使っていてもう一つ気になっていたのは自転車での利用です。
御存知の通り、イヤホン・ヘッドフォンをしながらの自転車の運転は以前から違反の対象で、令和8年の道路交通法改正では反則金の対象と明示されています。
その一方で、警察庁交通局の発表している自転車ルールブックにおいては「装着時に利用者の耳を完全に塞がないものについては、安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて、違反になりません」という、一定の線引きもあります。
ただし、イヤホンを片耳のみに装着しているときや、オープンイヤー型イヤホンや骨伝導型イヤホンのように、装着時に利用者の耳を完全には塞がないものについては、安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて、違反にはなりません。(「自転車ルールブック」より抜粋)
なによりも大切なのは、イヤホンが使えることではなく、自分と周囲の人の安全です。そういう意味ではどうでしょう?
おそらく、これは本製品 “Smart Pro” に限ったことではありませんが、耳たぶへの挟み方しだいでは耳の穴をより塞ぐ付け方も、耳の穴から遠ざけた付け方も両方可能です。周囲の音がちゃんと耳に入ってきて、気を取られないような音量に設定し、「これなら安全だろうな」と感じられる装着は可能でした。
ただし、そう思っているのと、実際の道路上での様子は違う可能性もあります。ルールブックとしてオープンイヤー型のイヤホンが容認されているのは、もちろん利用者自身が安全に対して万全を期することが前提です。
なのでここでは、「安全な運転に必要な周囲の音が聞こえるように装着することは可能」としたうえで、だからといってそれをお勧めするのではなく、自身の技能、音に対する敏感さも考慮したうえで安全にご利用くださいと書くのに留めたいと思います。
というわけで、なんだかちょっと不思議なレビューになってしまいましたが、軽いし、バッテリーの容量とコストのバランスもよいですし、これでいいんじゃない? という結論になります。
記事を公開した 2026 年 4 月現在、Cheero のサイト上ではセールでお安くなっているみたいですので、もし感じる所があればぜひ。
